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NARUTO、おお振りで女性向け。雑食気味ですのでご注意ください。

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槙原ねおん

Author:槙原ねおん
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協商記念日でしたね!!
仏英でいい大人が恥ずかしい話。
国名なのと小説久しぶりで私が恥ずかしいので下げておきます。






―――別に、いつもと代わり映えしない休日だったように思う。
ふらりとフランスがイギリス宅を手作りの焼き菓子持参で訪れ、他愛もない会話と少しの喧嘩をし、フランスの手料理を食べた。そして夜にはつまみを口に運びつつ、一緒に酒を少しずつ飲んだ。
ここ数年続いている隣国との、まるで親友のような休日だった。

イギリスは特に変なことをしたつもりはない。
いつもどおり酒を飲み、愚痴をこぼし、歌い、奇声を上げ、少し服を脱いで笑った。
そんないつもどおりのイギリスを見ていたフランスは急に顔を手で覆った。
そして彼は、あーとかうーとか言葉ではない声を一通りあげた後、

「やっぱり俺、坊ちゃんが好き。愛してるんだ」

と、酷く余裕のない声でイギリスに言った。
あんな風に赤面した情けない彼の顔を、千年単位で顔を合わせてきたのにイギリスは一度も見たことがなかった。

返事はいつでも良いよ。けど、あんまり焦らしたらお兄さん拗ねちゃうからね。
そうフランスは笑ってイギリスの頬へキスをした。
すっかり酔いは醒めてしまっていたが、イギリスはいつもどおり眠いとぐずってフランスに寝室まで自身を送らせた。
そしてイギリスは柔らかいベッドに潜りこんで早々に意識を手放した。
夢だ夢。こんなこと現実に起こって良い筈がない。


朝起きたらフランスはいつもどおり二人分の朝ごはんを作っていた。
ボンジュール、モンシェリ。よく眠れた?紅茶淹れてよ。
そうして朝ごはんを食べた。そうして彼は自国に帰って行った。

夢だったのかも!なんて喜んではいけない。
だって彼はイギリスのことをモンシェリと呼んだのだ。
別れ際に、額にキスなんてしやがったのだ。

ジーザス!!昨日の夜は全て現実に起こったことだった!!

フランスが自分を愛しているなどありえない。何百年と命を懸けて喧嘩してきたではないか。
気持ち悪いんだよ、ばぁか。あの夜にそう一蹴りしてしまえばよかったのに。
けどそうするには、彼の表情があまりにも切なすぎた。
そうして全てを崩すには、ここ数年の彼との関係の居心地があまりにも良すぎた。
イギリスはもう、彼と過ごす時間の幸福を知ってしまった。
だから以前は当たり前だった彼のいない休日など耐えられるわけがない。

イギリスは考える。どうすれば上手く断ることができるのだろうと。
殴り合い、一緒に酒を飲みに行き、ちょっとした休日に互いの家に行くような関係を残したままでなんとか。
ぐるぐるぐるぐる悩む。でも上手い断り方なんて見つからない。
だからイギリスは考える。どうすれば上手く恋人になることができるだろうと。
殴り合い、一緒に酒を飲みに行き、ちょっとした休日に互いの家に行くような関係を残したままでなんとか。
どちらに転んでもこれだけは譲れない。けれどこちらも上手い方法なんて見つからない。
じゃあどうしよう?

こんな堂々巡りを繰り返して、不意に気がついた。
なんで俺は“どちらに転んでも”などと思ったのだろう。
フランスと恋人同士になるなどありえないのに。
そもそもどうして俺はあのフランスの告白に、何の嫌悪も抱かなかったのだろう。

イギリスは分からなかった。
考えれば考えるほど深みにはまってしまい、抜け出せない。完全にお手上げ状態である。
もう無理、分かんねぇ。呟いた声があまりにも弱々しい。
告白を受けるか受けないか、たったそれだけのことなのに自分はこんなにうだうだと悩んでいる。

それなりに場数は踏んできたように思う。
けれどあの夜を思い出すと、イギリスの心臓はどうしようもなくうるさくなる。もう一週間が過ぎようとしているのに!
イギリスはそんな自分をまるでガキのようだと思い、一人きりの部屋で笑った。





腹をくくったフランスと、答えは決まってるのに今の関係が変わってしまうのが怖くて踏み出せないイギリス。
腹をくくる前のフランスはイギリスのことをモンベベと呼んでいました。


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